LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜
アタシの晩飯が美味すぎるからってたまには失敗させようとしてんのか?
「春馬…アンタ何がしたいのよ?」
え?コラ!返事によっちゃフライ返しが飛ぶぜ!!
「別に何もねぇよ。ただこのままユリカちゃんが誠二君とくっついて、ナツがオレに泣き付いて来れば良いと思ってるだけ。」
やっぱ色々企んでんじゃねーか!!!
「ユリカちゃんの事は色々事情があるから仕方ないのよ。それに、誠二がユリカちゃんを選ぶって言うんならアタシは文句は言わないわ。」
その代わり口は出さなくても手は出すけどね!ケケケ!!!
お父さんとの誓いを破ってしまうかもしれないけど、もし誠二がアタシ以外を選ぶって言うんなら仕方がない。
けど…アタシの純情を奪った敵は取らせて貰うわよ!!!!!!!
「ナツ…オマエ何でそんなに潔良いんだよ?まるで武士みてぇだな。」
武士…
2回も言われた…
2度も武士みたいだと言われてしまった…
ヤバい…ナツコこのままじゃ乙女じゃなくて武士になってしまうではないか!
そんなの嫌だ!
「…ナツコ、一人で妄想するのは止めてくれ。」
あ、すいませんね。
ついつい一人で悶々と考えてしまった。