LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜


結局今日も誠二は遅くまで帰って来なかった。



早く帰って来ないと言う事は、ユリカちゃんのお父さんの具合が良くないのかな?とか余計な心配をしてしまいそうになるが、



「ナツ明日はカレーが良い。」



玄関で帰る寸前にリクエストを遠慮無く投げて来るノーナイーブ野郎のおかげで気が紛れた。



「うるさい早く帰れ。」



そう返すと、「おやすみのキスもないなんて冷たい」とか何とか勝手に拗ね出す春馬…



アンタ本当に乙女だね!



しつこい春馬をシッシッと追い出しお風呂に入ろうと思えば、もう23時を回っていた。



本当に毎日誠二帰りが遅いなぁ。



大学のレポートとかも色々あるだろうに、毎日遅くまで病院に行っていてちゃんとご飯を食べているだろうか?



きっとユリカちゃん達とご飯食べてるだろうから大丈夫だとは思うけれど、ちょっとだけ心配になる。



まぁ、どうせ家に居てもエロい事しかして来ないし、たまには人様の役に立つのもいいだろう。



そう思いつつもどこか誠二の身体が心配で、とりあえずテーブルの上に栄養ドリンクを置いておいた。




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