LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜
ここは抵抗するより言う事聞いといたほうが得策か…。
はぁ…本当にワガマママイペース男だよコイツは。
だけど、アタシを切なそうに見つめる目は嫌いじゃ無くて…
なぜだかいつもこれ以上拒めない
普通より十分拒んでる方だと思うけど…
拒むより抱きしめた方が何倍も得策だとは分かっているけれど…素直に成り切れないアタシは、最後の最後に折れたフリして許す事しか出来ない。
それを分かっている誠二はアタシを最後まで追い詰めて、後は許すしかないアタシを抱きしめる。
こんなバカみたいな駆け引きは疲れるだけだって分かってるけれど、これがアタシ達だから…
バトルしても愛し合えるうちはこのままで。
いつかアタシが素直になる日が来るまでこのままで。
そんな日は来るのだろうか…
いや…来ないな。
そんな気がする。
だって、誠二とバトルして生きる日々が、アタシの…
「むっ…ん。」
突然誠二の唇で遮られたアタシの思考は、あとは熱いキスに翻弄されて溶けて消えるだけ。