LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜


「ソレ聞いて、アタシがハイそうですかって別れると思う?」



そんなタマじゃねぇよアタシは…。


それに人に言われてくっついたり別れたりする程嫌な事は無い。こと恋愛に関しては特に。



「な、何よ!容姿ならナツコなんかに負けないんだから!」



何だか暗にブスブス言われているようでハラが立つわね…



「あのねぇ…そんな事言われてアタシが"そうだよねアタシじゃ誠二に釣り合ってないよね、身の程知らずでした"ってさめざめと泣くとでも思うの?ユリカちゃんとアタシじゃ五十歩百歩、目糞鼻糞なんだよ?」



メクソハナクソとは言葉が悪いが…


芸能人やモデルとかと比べられるならまだしも、一般人が容姿を競った所でそんなに大差がつくものだろうか?


っつーか競い合って何になる。


アタシは誠二と付き合う事になった時点で、散々自分と他人を比べて卑下したわ。


だけど、そんな事したって何にもならなかった。


誠二がとびきりイイ男で、アタシがとんでもなく平凡な女でも、アイツがアタシを欲するなら、アタシはアイツ側に居てやっても良いと思っただけ。


それに容姿云々で優越決められちゃ人生やってらんない。


だって中身は絶対誠二よりアタシの方がイカしてる!笑いのセンスだって負けちゃいねぇ!!!



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