LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜
「何だよ珍しく大人しいじゃねぇか、誠二が居なくて寂しいのか?」
続けてフザけて来る春馬にも、返すパワーは残ってなかった。
「……。」
いいから黙って食えや。
珍しく無言なアタシに異変を感じたのか、春馬にしては珍しく慰めの言葉を投げてきた。
「大丈夫だ、今日で誠二もユリカちゃんの送り迎え終わりだろ?ユリカちゃんのおじさんが退院すればすぐ元通りの生活になるさ。」
別にソコを気にして落ち込んでるんじゃない。
だけど、このまま静かにしていた方が春馬も大人しくしていそうだったので黙っていた。
たまには静かにメシを食おうよ。
それから親子丼を食べ終えると、アタシを心配して居座ろうとする春馬に、
「今日は疲れたからとっととお帰りやがり下さい。」
とビミョーに丁寧に言うと、
「分かったよ、あんまり食いすぎんなよ。」
って的外れな慰めを受けた。
ココはフツー思い詰めるなよ?だろうが。
まぁとりあえず早く一人でボーっとしたかったアタシは、コクコクと頷いて春馬を見送った。