LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜


きっとユリカちゃんもお父さんの事が不安で、心配で、誰かに頼りたい気持ちがいっぱいあったんだろう。


それが誠二だったんだ。
昔から誠二の事をとても頼りにしていたのだから。



なのにアタシは…


ユリカちゃんが大変な時だっていうのに、あんなに怒らせてしまって…


2つも年上なのに、どうしょもないヤツだわ…。



ユリカちゃんの不安な気持ちは誰よりも分かるハズなのに、あんな風に怒らせて、動揺させて…


本当にバカ過ぎるわアタシ…。



今日の事はどんなに思い返しても、罪悪感しか浮かんで来ない。



もしユリカちゃんのお父さんの検査結果が悪かったら…


ユリカちゃんはそれこそ誠二無しでは居られないだろう。




アタシは…?



アタシは誠二無しでも居られるだろうか…。




きっと、



アタシなら



誠二無しでも居られる。



側に居なくても、もう憎まれ口が叩けなくなっても、



誠二が生きているなら、どこかで笑っているのなら…



それだけでアタシは生きて行ける気がする。



< 340 / 452 >

この作品をシェア

pagetop