LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜
きっとユリカちゃんもお父さんの事が不安で、心配で、誰かに頼りたい気持ちがいっぱいあったんだろう。
それが誠二だったんだ。
昔から誠二の事をとても頼りにしていたのだから。
なのにアタシは…
ユリカちゃんが大変な時だっていうのに、あんなに怒らせてしまって…
2つも年上なのに、どうしょもないヤツだわ…。
ユリカちゃんの不安な気持ちは誰よりも分かるハズなのに、あんな風に怒らせて、動揺させて…
本当にバカ過ぎるわアタシ…。
今日の事はどんなに思い返しても、罪悪感しか浮かんで来ない。
もしユリカちゃんのお父さんの検査結果が悪かったら…
ユリカちゃんはそれこそ誠二無しでは居られないだろう。
アタシは…?
アタシは誠二無しでも居られるだろうか…。
きっと、
アタシなら
誠二無しでも居られる。
側に居なくても、もう憎まれ口が叩けなくなっても、
誠二が生きているなら、どこかで笑っているのなら…
それだけでアタシは生きて行ける気がする。