LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜
あぁ…本当に良かった。
カミサマ…
お父さん…
誠二を守ってくれてありがとう。
人生を生き抜くと一緒に誓った夢を奪われなくて良かった。
震える手で携帯を握り締めると、祈るように頭を垂れた。
気づけばカーテンからは明るい日差しが差し込んでいる。
今日もまた一日が始まる。
奪われずに済んだ大切な一日が。
落ち込んでいる暇は無い。
罪悪感に苛まれてる場合じゃない。
よしっ!っと心の中で気合いを入れると、ナツコは早速入院に必要なモノの準備を始めた。