LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜
そして…自販機の前で立ち尽くすアタシ達。
ユリカちゃんアタシに何か用があったんじゃなかろうか…
なかなか話し出さないユリカちゃんに、戸惑いつつもアタシから話しかけた。
「…今日は誠二の着替えを持って来たの。」
そう言って着替えの入ったバックを見せると、ユリカちゃんは戸惑った顔でアタシを見ていた。
「あ、あのね?ウチのお母さんがこの病院で働いててね?それで誠二が事故に遭って入院した事を聞いて…それで来たの。」
ユリカちゃんの戸惑いの表情は、「何でアタシが誠二が入院したこと知ってるの?って問いかけているように見えたから、勝手にココに来た過程を説明してしまった。
「そうなんだ…。」
ユリカちゃんはポツリとそう零すと、困ったような顔をして下を向いてしまった。
どうしよう…
どうしたんだろう…?
アタシ一応年上だし、理由とか聞くべき?
思わぬ場面で年上プレッシャーがかかるナツコ。