LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜


『オレは脚の骨が折れてんだぞ?ココの屋上まで行けねぇだろうが。』



何でアタシが屋上に居るって知ってんのよ。


GPSで調べやがったんじゃねぇだろうな…。



「何で誠二が来る必要があんのよ。」



『オマエが会いに来ねぇからだろ。泣いてたら、昔みたいに抱いてやろうと思ったんだよ。』



オイ…


抱きしめての間違いだろうが…


小3で抱かれてちゃたまんねぇっつうの。



誠二なんかに抱きしめてもらわなくたって、一人で泣けるわよ。


もう大人になったんだから。



だから、


泣いてやる


悔しいけれど、


今度は


誠二の為に泣いてやる。


だけどやっぱり


しゃくだから、


誠二を愛しいと思う気持ちごと


涙と一緒に溢れさせて


流してやるわ



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