LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜
『約束が違げぇだろうが。』
そんな約束一度たりともした覚えはございません。
「うるさい、さっさと骨くっつけて退院しな。」
あんまりエロバカだから、携帯のメモリーを誠二から→骨折ヤロウに変換してやろうか!
『退院したら覚えてろよ。』
すぐに忘れときます。
全く…
事故っても、骨が折れてもエロバカには変わり無い。
そんな誠二に飽きれるけれど…
このやり取りが、
この空気感が、
たまらなくしっくり来る。
そんな事をしみじみと実感したナツなのだった。
「じゃあね~アデュー!」
イカした捨て台詞を吐くと、アタシはユリカちゃんと鉢合わせしないようにコッソリコソコソと家へ帰った。