LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜
「お互い様なんかじゃないわよっ!私の方が…絶対に誠ちゃんを愛してる!絶対に幸せにできる!
…そうだよね?誠ちゃん!!」
え…?
今アタシを通り越して後ろを見たような…
ユリカちゃんの視線は明らかにアタシじゃなくて、アタシの後ろを見ている。
そして、風に乗って香るムスクの香り。
コレは…
もしや…
まさか…
まさかの…
「誠二…?」
恐る恐る振り返ると、
そこには
松葉杖をついた誠二が居た。