LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜
あの時は誠二が屋上に呼び出されて告白されていたのだった。
アタシは"誠二の殺したい程好きな女"ってヤツを暴いてやろうと、後をつけて盗み聞きしてやったのだった。
ちくしょう…。
誠二のヤツ…ろくな事思い出させねぇ。
「…イヤな事思い出させないでよ。」
『何言ってんだ、良い思い出だろうが。オマエがオレを好き過ぎて、心配して盗み聞きしちゃた思い出だろ?』
随分と…捩曲げられた思い出だこと!
「アンタ…頭蓋骨まで骨折したの?」
何処までも前向きなヤツだわよアンタってヤツは!
思い出までも自動でプラスに変換されている。
「ちょっとナツコ誠ちゃんに何て事言うのよ!誠ちゃん、ナツコは誠ちゃんが居なくても余裕で生きて行けるような薄情な女なんだよ?」
横槍を入れまくるユリカちゃん…。
さりげなく薄情とか言ってるし…
またもや忘れてたけど…ユリカちゃんが居たんだった。