LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜


「アイツらマジで飽きねぇなぁ。」



「夫婦漫才見てるみたいだわ。」



「妬けるねぇ、オレ帰ったら邪魔してやろ。」



雅也と類と春馬もそれぞれに、



飽れる思いと、微笑ましい思いと、少しの嫉妬を持って、2人のバトルを見守っていた。



そんな3人もマキに促されて、歩いて来たユリカと共に屋上を下りた。




雅也:「ユリカちゃんなら誠二なんかより100倍良い男が見つかるよ。」



類:「誠二みたいな策士は止めといて正確だよ。」



春馬:「オレのが100万倍良い男だと思うぜ?」




ヤサ男達の慰めの言葉は、果たしてユリカの心に届いたのか…。



屋上に吹く風は、切なさを残す乙女心を爽やかにさらって行った。



ヒュルルルル~。




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