LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜


4人で囲んだ食卓は、あっという間におかずが売り切れた。



アタシはみんなの満足そうな顔を見るこの瞬間が好きだ。



メシ炊きはめんどくさいけど、この瞬間だけはまた作ってあげようと思ってしまう。



アタシって…


根っからの家政婦体質!?



ご飯を食べ終えてゆっくり寛ごうとするユリカちゃんと春馬を、誠二が諌める。



「ユリカ、もう遅いから帰れ。春馬に車で送らせる。」



春馬は一瞬「え!何でオレが」という顔をしたけれど、


そこはさすがのスケコマシ野郎、笑顔で「オレで良ければ送りますよ」と答えていた。


コイツらやっぱホストの素質ありまくりだし!



「春馬、いつもタダメシ食ってんだからたまには役に立てよ。」



「はいはい分かりましたよ、誠二君の大切な妹君を無事送り届けましょう。」



コイツら2人も何だかんだ言って、やっぱり幼なじみで気心知れた関係だから、お互いに余計な事を言わなくても分かり合ってる気がする。


きっと男同士の友情ってやつだろう。


お互いを信頼しているのが雰囲気で良く分かる。




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