LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜
「…何で外食すんのよ?」
ビクビク…。
『明日はちゃんとオマエの薬指に嵌まるエンゲージリングを買う。それから記念に祝いたいだろ?』
すいませんね、アタシの指が太くて!
しかも記念に祝いたいのはオマエだろ!
この乙メンが!!
「勝手に決めな…」
『うるせぇ、決まりだ。』
いでよ。
最後まで言わせろや!
チッ!余計な文句を言わせない技も上達してやがる…。
『寝るぞ。夢の中で欲しい指輪でも考えとけ。』
ギュッと後ろから抱きしめられれば、
すぐに睡魔が襲って来る。
アタシ裸のままだけど…
まぁいいか。
誠二も裸だけど…
まぁいいか。
裸の付き合いも許せる程に、アタシは誠二を受け入れている。
まるで
裸族みたいでイヤだけど。
心地好い体温と、安心する腕に抱きしめられては、もう睡魔には勝てない。