LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜
「返してよ!アタシのウチのカギなんだから!」
『オレがはいどうぞって素直に返すと思うか?返したら逃げんの分かってて返すバカがどこに居る。』
ん?
「ここに居る。」
指を指して言ってやった。
人に指を指されるのがキライな誠二は、眉間にシワが寄る。
『おばさんにチクるぞ。』
「……。」
ちくしょう!
母ちゃん!誠二と一緒に居る方がヤバいんです!
危ないんです!!
襲われそうなんです!!
そう叫びたいけれど…
今や母公認…いや、母の思惑通りとなったアタシ達は、
いくら枕を供にしようとも、母にはむしろ喜ばしい事らしい…