LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜
もう…いいか。
これ以上拒む意味も無い。
これ以上拒んだら、ますます説明が長くなりそうだから…
変態的な要求が加わる前に降参しよう…
もういいよ…
好きにして。
もう誠二の好きにして。
「分かった…もう勝手にして。」
心で白幡を振るアタシは、手を挙げて降参という意味のポーズを取った。
手を挙げたアタシの震える腕を掴むと、
『こんだけ愛してんだからいいだろう?』
ってアタシの目を真っ直ぐ見つめて、色っぽく囁くから、
アタシが心で挙げた降参の白幡には、いつの間にかうっすらと、本当にうっすらとだけどピンクのハートマークが付いていた。