逢いたい...(短編)
まさかの恋的?!
そのことは皆にも、もう広まっていた。
他の人たちからは、
「水野とどんなかんじなの?」
「どっちから告ったの?」
「好きなんだよね?」
とかいつもの定番。
もう飽きたって感じ。
なぜ広まったかと言うと・・・。
凌が4部のクラスの人に言ったらしい。
もぉ。
それからいつもと同じような毎日だった。
学校ですれ違うと手を振り合った。
休み時間は、2人で過ごした。
部活が終わると一緒に手を繋いで帰った。
家に着くと凌から電話が来た。
いつもこんなかんじだった。
しかし・・・。
凌と仲が良かった悠大(ゆうだい)が・・・。
私のことを好きになってしまったみたいだ。
悠大君もあのゲームをやっていた。
あの日もいつものようにそのゲームをやったら、一通の手紙が入っていた。
〔僕は、愛李菜のことが好きだ〕
とのことだった。
〔ぇぇぇええええ。嘘でしょ?〕
そう返した。
〔本当なんですけど・・・。〕
ぇぇぇええええ。こんなにモテるとは。最後のモテ気?!。そんなことを思ってしまう。
そう言って悠大君は、ゲームをやめてしまった。


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