RED×HEAVEN
家に帰ると、まずルナの部屋に行く。



「ルナ、いい子にしてたか?」



何故か普段よりも優しい声になってしまうのは自覚している。



こんな風になってしまった今でも、俺はルナの事が可愛くて仕方ないのだ。



ルナは返事をしない。



そもそも寝ているのか起きているのかわからないのだ。



俺が一歩近づくと、ルナの身体はピクリと動いた。



来るぞ。



そう思った瞬間、ルナがいつものように叫びだした。



「あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
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