RED×HEAVEN
女は、コートのポケットから何か道具を取り出した。
銃。
初めて見る銃に、驚くほど何も感じない。
「出来れば」
俺は銃の先端を見つめたまま言った。
「とにかく苦しむようにやってくれ。
ルナの痛みや苦しみはわかってやれないけど、アイツより楽に死ぬ訳にはいかない」
もし、このまま拳銃で頭を撃ち抜かれれば即死してしまう。
それでは意味がない。
「了解した」
銃。
初めて見る銃に、驚くほど何も感じない。
「出来れば」
俺は銃の先端を見つめたまま言った。
「とにかく苦しむようにやってくれ。
ルナの痛みや苦しみはわかってやれないけど、アイツより楽に死ぬ訳にはいかない」
もし、このまま拳銃で頭を撃ち抜かれれば即死してしまう。
それでは意味がない。
「了解した」