RED×HEAVEN
俺はせっせと掃除を始めた。



拭き掃除を全て終え、コーヒーメーカーがコポコポと音を立て始めた頃にぽつぽつと社員たちが顔を出した。



「あぁ、社長おはよう」



低いハスキーな声でそう言ったのは、経理兼営業のマユさん。



マユさんは俺の2つ年上で、驚くほど気が強い。
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