RED×HEAVEN
ふと、思い付いた。



だが、俺にそんな事が出来るとは思えない。



でもとりあえずやってみる価値はありそうだ。



どうせ他に考えなんて無い。



俺は男に向けて自分の考えを念じた。



すると、考えていたバカげた事が難なく出来てしまった。



やべぇ。



俺、すげぇかも。



男の身体はフワフワと浮き上がり、通路の天井に思い切り頭をぶつけた。



男はその衝撃で気を失ったみたいだが、命に別状はなさそうだ。



男は気を失ってもまだ宙に浮いたまま。



俺は、男の背景に確実に存在するあるものを消すことに成功したようだ。
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