RED×HEAVEN
「あたしは、大丈夫やで」



大丈夫―



両親がいなくても大丈夫―



触れられなくても大丈夫―



たまらない。



伝わってくる想いが、余計に俺の勇気を揺るがせる。



元々微塵の勇気を粉砕させた。



ゴメン…



本当に…



謝罪の理由すら話せない。



俺は…



ルイになんという事をしてしまったんだろう。



宿命という名の罪を、どうすれば償えるのかわからない。
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