RED×HEAVEN
「場所は?」



そう聞いて返ってきた答えに唖然とした。



遠すぎる。



どう考えても徒歩では時間がかかりすぎる。



空を飛べない俺にはどうする事も出来ない。



「遠すぎる…」



俺はその場でへたり込みそうになった。



「大丈夫。あたしたちがそこまで飛ばしてあげるから」



エマは慌てた様子を感じさせない口調で言った。
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