RED×HEAVEN
「飛ばせるのか?!だったら早くしてくれ!何でもいいから早く!!」



ほとんど絶叫だった。



マユさんを死なせたくない。



助けないと。



状況は全くわからないが、とにかくマユさんのところに行きたかった。



「リュウ。目、瞑って。いくよ」



俺はすぐにその指示に従い、固く目を閉じた。



すると、柔らかい何かに包まれるのがわかった。



その優しい熱のおかげで自分を取り戻し、落ち着いて行動出来る気がした。



マユさん、すぐに行くから。
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