RED×HEAVEN
「まぁいい。

自己紹介しなかったあたしが悪かった。

あたしは、みんなには神と呼ばれている」



この人が…



神。



「驚いただろう。

たぶんお前も、丸坊主か白髪の爺さんを想像してたんだろうな」



その通りだった。



こんなに若い、こんなに綺麗な女が神様だなんて誰が思うだろうか。



「あたしも元々人間だったんだけど、なんやかんやで神になってたわけだ。

下界にはあたしの子孫だっている。

AV女優をやってるらしいがな」



まさか神様の口から『AV女優』という単語を聞くとは思わなかった。



「ちょっと話は逸れたが、今からお前のこれからの予定を説明する」



少し砕けた口調だった神様が、真剣な表情になった。
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