RED×HEAVEN
《もしそうなら、コイツの罪は殺人事件隠蔽もしくは幇助とかになるんじゃないのか?

内容が大した事なかったから、ただ読んだ事自体が罪として挙がってるんだろう?》


《正解。

お前頭いいな。

でもまぁ、最初の内は他の閻魔に相談してみな。

新入りの事は一斉送信してあるから。

全閻魔のアドレスはそのパソコンに入ってるから適当に選んでメールしてみろ》


《了解。

閻魔って他にもいたんだな》


《当たり前だろ。

毎日何人の人間が死ぬと思ってんだ。

1人で裁き切れる訳ねぇだろ。

さぁ、そろそろ魂が来るぞ。

魂が自力でそこに辿り着けないようなら、右クリックで光の道を出してやれ》



あの道は右クリックで出せるのか…



なんて優れたテクノロジー。



《了解》



どうやら神はメール好きらしい。



全ての指示をメールでしてくるつもりなのだろう。



フリーズしたらどうすんだ。



まぁここは下界じゃないし、なんとかなるんだろう。
< 236 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop