RED×HEAVEN
「もうすぐわかるよ。お前はルイだよな?天城ルイ」



分かりきった事だ。



お前はルイ。



俺がどうしようもないほどに惚れたルイ。



「はぁ?何で知ってるん?気持ち悪っ」



知ってるよ。



お前が俺の為に自ら教えてくれたじゃないか。



自分を知ってほしくて、山ほどの話をしてくれたじゃないか。



「おい、気持ち悪いとは何だ。とにかく、いろいろ教えてやるから、そこから真っ直ぐ前に歩け」



画面の中のルイは渋々前方に向かって歩き出した。



もうすぐルイがここに来る…



落ち着け。



落ち着け…
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