L・O・V・E
そんな発言でも、
何故か許しちゃうよ。



「夜まで我慢してよ」

「はぁ~い」

「碧、服可愛いじゃん」

「そ?ありがと~」



この2人・・・。

どんなことがあっても、
絶対にラブラブだよね。



「とりあえずリビング!」

「あっ、ごめん海ちん」



舌を出して笑った。
そんな碧は、
あたしから見ても、
可愛い。そう思った。



2人掛けソファに、
矢崎先輩と碧が座った。

その向かいのソファも、
もちろん2人掛け・・・。



「コーヒー飲めますか?」

「俺は飲める。
 でも聖生は紅茶で」

「先輩、飲めないの?」

「あんな苦いの飲めるか?」



真面目な顔して
そんなこと言う先輩。

笑いが込み上げて来たけど、
さすがに、笑っちゃ失礼だよね。



「碧はココアでしょ?」

「当然!超甘くしてね♪」



矢崎先輩のコーヒー。
碧のココア。
聖生先輩の紅茶。



「あたしも紅茶にしよっと」



皆には聞こえない、
小さな声で呟いた。
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