強引ダーリンに一苦労♪
ずるっ
「きゃっ!!!」
校門を出て曲がろうとした時
運悪くマンホールの上を走ってしまい
派手に転んでしまった…
気付けば雨も本降りになりかけていた
ありえない…
膝からは血がでてる…
もう帰宅する人も少なくて
どこかの運動部の声だけが
虚しく響いてる
孤独感が私を襲う。
なんか今日は
本当についてないなぁ…
ぺたんと濡れた地面に座り込む
「「おいっ!!!」」
…誰…??
「お前何してんだよっ!!!」
斎藤くんか…
…ふぁさ
突然視界が真っ白になる。
汗の香りがする…
でも臭くない…男らしい香り…
って…ぇ"っ…??
私の頭には斎藤くんのシャツが
かかっていた。
「あんま意味ないけど被っとけ」
私は斎藤くんに手をひかれて
小さな公園についた。