Forevershine
「あ、わりぃ。起こした?」

 
「へっ??!!春樹くんっ!!!」



名前を呼ばれて、少しびっくりした。相手も相当びっくりしてるけどね(笑)



「な、なんでここに!?」



「あぁ、教室に携帯忘れたから取りに来た」



「あ、そうなんだ」
ホッとする表情がまた、なんか可愛かった。



「お前、日直なの?」



その子の机の上には、日誌が広げられていた。



「あっ!そうだった!思わず寝ちゃったよ」



「なんだよそれ」



なんだかわかんないけど、笑った。女子の前で笑ったのは初めてかもしれない。
毎日毎日、高い声出して話しかけて来る奴らとはこの子はどこか違う雰囲気があった…



< 8 / 13 >

この作品をシェア

pagetop