赫に染まる
入り口の横には可愛らしい花壇があって、ドア窓はレースがかかっている。
[SangーDam]と赤いペンキで小さく書かれた看板がドアノブにひっそりと掛けてあった。
「ほんとに入る?」
キサラが静かに訪ねた。
「だって、うまくいきたいもん」
「でも…」
[SangーDam]には、よく当たるというほかにも噂があった。
1、告白前に赤いバラを持って占いに行くとOKされる。
2、付き合っているときに二人で占いに行くと別れる。
3、告白後に一人で占いに行くと恋がうまくいく、
ただし、犠牲を払わなければいけない。
今までこの店を利用して恋がうまくいった人で、別れたカップルはまだいない。
だが全員一週間以内に怪我をしている。
怪我の度合いは皆軽度ではあるが、偶然というには出来すぎていた。
そして、もう一つ、気になる噂があった。
[SangーDam]と赤いペンキで小さく書かれた看板がドアノブにひっそりと掛けてあった。
「ほんとに入る?」
キサラが静かに訪ねた。
「だって、うまくいきたいもん」
「でも…」
[SangーDam]には、よく当たるというほかにも噂があった。
1、告白前に赤いバラを持って占いに行くとOKされる。
2、付き合っているときに二人で占いに行くと別れる。
3、告白後に一人で占いに行くと恋がうまくいく、
ただし、犠牲を払わなければいけない。
今までこの店を利用して恋がうまくいった人で、別れたカップルはまだいない。
だが全員一週間以内に怪我をしている。
怪我の度合いは皆軽度ではあるが、偶然というには出来すぎていた。
そして、もう一つ、気になる噂があった。