Re:特攻服王子サマに恋してます。



一通り自己紹介を終えたところに“ブ”だか“ボ”だかよく分からないエンジン音が近づいてくる。

反射的に窓を見ればあたしの見馴れた、大好きな人の姿が見える。

「あっ、廉っ」

「澪……」

あたしがいかにも暴走族の軍団に反応したことで奈和以外は言葉を失う。

「ゴメンなさい。あたし用事思い出した」

空気を悪くしたことで居づらいというのもあるけれど、ほとんどはただ廉に会いたかった。














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