PRESENT IN ACCIDENT
なずみはセンター推薦で
ひこは前期試験で大学に合格した。
2人とも結構余裕で受かっていったから
切羽詰まったみんなにねたまれていた。
展望台で漫画なんか読んでたら
「余裕でいいよね。」
って言われる。


頑張って合格したのに
そんなこと言われたくないよね。


案の定、ゆうきが合格してから展望台来たら
なっちゃんやたけに
「何でゆうきが来てるの??」
って言われてた。

わたしもゆうきも言われること覚悟して来たけど、
あまりの雰囲気の悪さに
わたしは耐えられなかった。


トイレに行くフリをして

階段を使って1階まで降りて
また13階まで上った。

階段に座って凹んでた。


しばらくしたらドアの外から
誰かが歩いて来る音がした。

この鈴の音はゆうきだ。


ゆうきが隣に座った。
もたれて頭撫でてもらったら
涙が溢れた。

何で目と鼻は繋がってるんだろお。
泣いたら鼻水が出てくる。
すごい顔になる。



そして2人で外へ。
カッターとカーディガンしか着てないから寒かったけど。


明日は展望台じゃないところに行こう。


しばらく喋って展望台へ戻った。



うらやましいから妬みグチ言いたくなる気持ちもゎかるから、
怒ってるわけじゃない。


ただ、7人が喧嘩してバラバラになるのが怖かったんだ。


だから、戻ったらとりあえず
なっちゃんに抱き付いた。


「ゆうき、ごめんなさい。」

なっちゃんは謝ってくれた。

でも、明日は図書館に行く。
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