恋愛短編集 2
「コレ夏限定だからさ、夏終わって、売られなくなったら、どうしようかと思ってた。」
「あたしも思ったよ。」
「もうあの可愛い姿が見れなくなるのか、とか、話しかけるきっかけ減るなーとかさ。」
俺の話を聞いて、照れている様子の彼女の頭を、ポンポンと優しく叩く。
「すきだよ。」
「あたしも。」
「付き合ってください。」
「はい、お願いします。」
「今から一緒に、キャンディー買いに行こうか。」
*キャンディー泥棒 / END