恋愛短編集 2
「うん。どこの学校?
あっ、まず名前は?」
「学校は城北(シロキタ)。名前はトモキ。」
「トモキ君ね。あたしはサクラ。星成(セイショウ)高校。」
サクラちゃん。名前も可愛いんだな。
「明日もバイト?」
プライベートな事聞いちゃった。
「うん、17時から。
ごめん、トモキ君。
さっきから山本さんに見られてるからそろそろヤバいかも。」
山本さんって言うのは、多分隣のレジのアルバイトの人だろう。
めっちゃ見てる。
「俺も思った。ごめんね。しゃべれて嬉しかったよ。」