恋愛短編集 2



「なぁ…、」


「ん?」


「俺も飴食べたい。」


「うん、じゃあ食べたら?」


「お前がそう言うなら食べるわ」


「うん?」


…っ……


カランコロンと音がして、さっきまでなかった甘さが口の中に広がった。



「ふふふ、ごちそうさまでした。」





*キャンディー泥棒





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