夏の微熱
好き‥‥
大好き‥‥


毎日、あなたへの気持ちが膨らんでくよ‥‥


.


『…さ…さえじまっ!』

大きな声で、名前を呼ばれる。


「は…はいっ//」


『ボーっとしてただろ?…次、読んで』


ううう///
何で遠藤くんの前で、
恥かかすのよ!?

先生、最悪!


バカな子だなんて、
思われたくないよ‥‥


「えっと…」


しかも、どこのページか分かんないし!
もう、やだよぉ・・・


「25Pの3行目…」


焦ってページを捲る私の耳に。


低い優しい声が、響いた。


先生、最悪だなんて‥‥
ごめんなさい。


私、赤くなってない?
‥‥大丈夫かな///



先生・・・
ありがとう。
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