保険医は高校生!?
しばらく無音の状態が続いた。

すると、急に“けい”が口を開いた。

「何?中学生?」

馬鹿にしたようにフッと鼻で笑う“けい”

てゆうか、あたし中学生じゃないんですけど!?

「…保険医です」

若干怒りのこもった目でそう宣言するあたし。

そんなあたしの発言を冗談かのように
くすくすと笑い出す、ベッドの上のふたり。

「け~いっ!どうするの~っ?
 中学生にこんなとこ見られて~!」

さっきまでは戸惑ってたくせに、
“けい”が起きた途端に冷静さを
取り戻した様子の女の子。

「ははっ、大丈夫だろ。
 いまどきの中学生は簡単にヤってるし」

「え~?そうなの~??」

いやらしく、くすくすと笑うふたり。

いや、まず。
あたし中学生じゃないし。
それに、中学生は簡単にヤってるとかどこ情報!?
少なくともあたしはヤってない!←

「あの、ここで何してるんですか?」

「え~?何って…ねえ?」

含み笑い。嫌な感じ。何これ。
何であたしがこんな場面を目撃
するハメになったのよ。何なのよ。

「ここ、保健室ですけど、」

「は?保健室なんてヤるための場所だろ。」

「そんなの当たり前じゃない。」

何この二人っ…!

「あたしがここの保険医になった以上は
あたしが決めたルールに従ってもらいます。」

「まだ言ってんの~?」







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