あなたが生まれるまでのこと~Happy Birthday~
「無事に産まれてくる」なんて勝手に信じてただけ。


機械で聞いたあなたの心臓の音は苦しそうだった。

あなたを守るはずのママの身体の中にあるお部屋は、時々縮まってあなたを苦しめた。


この世で何が一番大切なのか、馬鹿なママはそれまで気づかなくて・・・ううん、気づいていても、情けないプライドで、見ないようにしてた・・・・。
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