木苺の棘
例え、この関係が
壊れてしまっても

私は、目の前の貴方に
どうしても、伝えたい
想いがある。

「たまき先輩
 
 お願い
 お願いだから
 
 私を好きになってほしい
 私は、ずっと貴方が・・・」

「アリス、ごめん
 
 お前の願いを今の俺は
 聞いてやることができない」

私の願いは、叶わない。

即答する、貴方・・・

たまき先輩は、やっぱり
私の貴方への想いに
気づいていたのね・・・

貴方が愛しているのは

私じゃない。
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