木苺の棘
触れ合う、唇・・・

止まらない、涙・・・

「ごめん」

「たまき先輩
 謝らないで・・・

 悪いことしてるみたい」

「ごめん、アリス
 俺は・・・」

「たまき先輩は
 何も悪くないよ」

そう言い残し、アリスは
消えた。

今この時、抱いた女は言う。

「名前
 聞いてくれないのね?
 まっ、別にいいけど・・・」

女は、俺が脱がした下着に
手を伸ばす。
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