木苺の棘
翌朝・・・
私達は、前後左右を見渡して
貴方の姿を探した。
「ヤエ、あそこ」
私が指差した方向には
たまき先輩・・・
貴方の傍まで、私達は
小走りで近寄る。
少し前を歩く、先輩の後姿。
先輩に気づかれないように
小声で話す。
「ヤエ、心の中で
三つ数えて
一緒に言うよ」
「うん」
イチ・ニ・サン
「たまき先輩
おはようございます」
二つの声・・・
大きな声・・・
私達は、前後左右を見渡して
貴方の姿を探した。
「ヤエ、あそこ」
私が指差した方向には
たまき先輩・・・
貴方の傍まで、私達は
小走りで近寄る。
少し前を歩く、先輩の後姿。
先輩に気づかれないように
小声で話す。
「ヤエ、心の中で
三つ数えて
一緒に言うよ」
「うん」
イチ・ニ・サン
「たまき先輩
おはようございます」
二つの声・・・
大きな声・・・