木苺の棘
「今も、彼の事を
リラさんは好き
・・・ですか?」
彼女は、ゆっくりと頷く。
「モカちゃん、好きで好きで
どうしようもなくても
結ばれない愛がある
彼は、こうして
生きているけれど
私のものにはならない・・・
私達は、別々の道を歩む
モカちゃん、貴女と
亡くなったタツミさんもまた
別々の道を歩む事になって
しまっただけ
その事を、どうか
もう、嘆かないで・・・」
リラさんが、大切な心の内を
私に聞かせてくれたのは
私を勇気づける為・・・
私だけが特別じゃない。
どうしようもない想いを抱えて
生きている人はたくさんいる。
リラさんは好き
・・・ですか?」
彼女は、ゆっくりと頷く。
「モカちゃん、好きで好きで
どうしようもなくても
結ばれない愛がある
彼は、こうして
生きているけれど
私のものにはならない・・・
私達は、別々の道を歩む
モカちゃん、貴女と
亡くなったタツミさんもまた
別々の道を歩む事になって
しまっただけ
その事を、どうか
もう、嘆かないで・・・」
リラさんが、大切な心の内を
私に聞かせてくれたのは
私を勇気づける為・・・
私だけが特別じゃない。
どうしようもない想いを抱えて
生きている人はたくさんいる。