木苺の棘
私に気づく、チアキ先輩。

「アリスなのか?」

「はい、チアキ先輩
 ご無沙汰しています」

「おう、見違えるほど
 大人になったなぁ
 綺麗になった・・・
 ほら、そんなところに
 立ってないで、中に入れよ」

「誰、二人の知り合い?」

他のメンバーが私を見つめる
瞳にクラクラする。

憧れのBramblyのメンバー。

ドキドキは鳴り止まない。

「ああ、紹介する
 俺とたまきの高校の後輩
 で、アリス・・・」

「俺の彼女だ」

驚く私、メンバーも驚いている
特に、チアキ先輩は、貴方の
言葉に戸惑っている。
< 282 / 674 >

この作品をシェア

pagetop