木苺の棘
「先輩、私は構いません
 また次回で・・・」

「端っこでもいい?」

「えっ、はい
 どこでも・・・」

貴方の姿が見れるなら
場所は、どこでもいい。

チアキ先輩の声・・・

「でも、その服じゃ目立つ
 そうだ・・・」

チアキ先輩は、ニヤリと
口元を緩めた。

開演時間・・・

会場内は、真っ暗になる。

私は、スタッフジャケット
を借りて、スタッフに
成りすまし、サイドから
たまき先輩の姿を見つめる。

さっきまでのラフな洋服とは
違い、衣装を身に纏った
貴方は、もう・・・

Bramblyの、漣・・・
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