木苺の棘
お客さまとお酒を飲み
楽しい会話を弾ませ
ながらも、私は今日
聞いた曲の、ある部分
が頭から離れない。

繰り返し繰り返し
たまき先輩の声が
聞こえる・・・

最後まで聞きたい。

Brambly・ブランブリー
と言う名のバンド

たまき先輩・・・

貴方の恋人には
なれなかった、私。

隠れファンになっても
いいですか?

きっと、貴方は
困惑するでしょう。

こっそりと隠れて

貴方を想う事さえ

私には

・・・許されない。
< 32 / 674 >

この作品をシェア

pagetop