木苺の棘
頬を伝う涙・・・

夢と幻

儚く、消えた・・・

私達は、過去の想いと
決別する為に再会
したのかもしれない。

私達は、手荷物に湿った
洋服の入ったビニール袋
を紙袋に入れて持つ。

「レン、帰ったら
 お互いに
 洗濯しなきゃだね?」

「ああ、帰りに
 コインランドリー
 寄ってくよ」

「コインランドリーって
 レンみたいな有名人でも
 行くの?」

「ああ、昔から
 よく行ってるよ」

「そうなんだぁ」
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