木苺の棘
貴方は今、幸せですか?

私は、ほんの少しだけ
貴方に逢いたいです。

漣・・・

貴方に、逢いたい・・・

真っ暗な室内。

真赤な口紅が貴方の唇
を彩る。

「ヴァンパイアみたい」

「お前の生き血
 
 全部
 吸ってやろうか

 どう、俺と死ぬ?」

「それも
 いいかも・・・

 ねぇ、抱いて」

貴方は、最高の笑みを
女に魅せた・・・

二人は口づけ合い
縺れる・・・

「はい、カット」
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