木苺の棘
そんな私の心は
意とも簡単に崩れてしまう。

本当に、邪魔されない?

八重・・・

貴女はやっぱり
許してくれないの?

あの微笑は、幻・・・

ううん、八重は何も
関係ない。

アリス・・・

あなたは、いつまで八重を
悪者にするつもり・・・

八重は、もう
この世にはいない。

この世に存在する
あの娘は、八重じゃない。

それなのに、私はいつまで
八重の死に縛られて
生きていくの?
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